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FAQ

蓄光について

Q
人体や環境に有害ではないですか?
A

かつては、顔料の材料として自発光物質(光を当てなくても自ら発光する物質)が使用されていましたが、発光の際に放射線を発することから、 現在は世界中で使用禁止となっています。
弊社の製品は、放射性物質などの有害物質を含まない「アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O)」を使用していますので、人体や環境に悪影響はありません。安心してご使用ください。

Q
蓄光するためにはどれぐらいの時間が必要ですか?
A

< 励起に必要な光源、時間 >
※励起=光エネルギーの吸収段階から飽和状態(最もエネルギーが高い状態)になること。

光源 明るさ(LUX) 時間(分)
太陽光(晴天) 50,000以上 1
太陽光(曇天) 3,000~50,000 5
日没直後 1,000 10
蛍光灯(事務所) 500 15
蛍光灯(家庭) 200 30
白熱灯(60W)1mの距離 30~50 40
Q
紫外線で機能を失いませんか?
A

蓄光顔料は無機物であり、紫外線等による劣化は無く、半永久の物質です。
フィルムや粘着など、製品素材部分の劣化はございます。

Q
輝度とは何ですか?蓄光と言ってもどれくらい光って見えるのですか?
A

明るさには4つの単位(全光束・照度・光度・輝度)がありますが、蓄光製品の明るさは「輝度」、製品を照らす光の強さは「照度」で表されます。

輝度:光源が「どれだけ明るく見えるか」を表す値。測定面から放射されている光の量のことです。[ミリカンデラ(mcd/㎡)]
照度:光源によって照らされている面の明るさ。測定面に照射されている光の量のことです。[ルクス(lx)]

輝度(mcd/㎡) 暗闇での明るさの感覚 認識可 認識不可
200以上 文字が読める程度 - -
5以上 何とか文字が読める 10人 0人
3以下 蓄光部が確認できる 10人 0人
2以下 何とか蓄光部が確認できる 10人 0人
1以下 ほとんど確認できない 3人 7人
0.3 人間の目が視認できる限界(※) - -

※DIN67510:ドイツ工業規格(長残光性顔料と製品)

Q
気温による変化はありますか?
A

低温では励起に必要な時間が長くなり、低輝度で残光が長くなります。 反対に温度が高くなると短時間で輝度が高くなりますが残光時間は短くなります。

α-FLASHシリーズについて

Q
α-FLASHシリーズとはなんですか?
A

JIS規格JCクラス以上(20分後の輝度100mcd/㎡)の高輝度蓄光製品のブランド総称です。蓄光の性能を最大限まで引き出したα-FLASHシリーズは、官公庁・自治体・民間企業など豊富な実績がございます。

Q
α-FLASHシリーズの由来はありますか?
A

α-FLASHは「Accumulated flash」という単語が由来になっています。
日本語訳で「蓄積した閃光」という意味です。

蓄光式誘導標識について

Q
設置基準はありますか?
A

< 避難口誘導標識の場合 >
避難口誘導標識の場合は、避難口の上部または避難口の直近の場所に設置してください。

< 通路誘導標識の場合 >
廊下・通路の各部分から誘導標識までの歩行距離が、7.5m以下になる場所や、曲がり角などの概ね床から1m以下の場所に設置してください。 また階段や傾斜路に設置する場合は、避難の方向を指示する必要がある場所に設置してください。

※光を蓄えるために必要な照度を得られる場所であること、まぎらわしい掲示物や誘導標識を遮る広告物などがない場所であることも条件に含まれます。

Q
誘導灯の代わりに蓄光式誘導標識を使用できますか?
A

すべての建物が対象ではございませんが、一部の建物では誘導灯の代わりに高輝度蓄光式誘導標識を使用することができます。詳細につきましては、下記ページをご確認ください。
>> 高輝度蓄光式誘導標識のご提案

Q
どの等級の標識を選定したらいいですか?
A

基本は設置場所の照度環境により選定してください。

C級認定品(SN、PSNシリーズ)・・・小型のオフィスや比較的明るい施設(全体が200ルクス以上の環境)

A級認定品(ASNシリーズ)・・・大型施設やLED照明の施設や比較的暗い部分がある施設(50ルクス~200ルクス)

S級認定品(SSNシリーズ)・・・一部の改正消防法や、主に照度不明の新築用途。60分避難を要する施設や、コンビニエンスストアなど特定の商業施設では指定となっています。

中輝度認定品(TSN、TPSNシリーズ)・・・任意設置時の使用

詳細については下記資料をご確認ください。
>> 蓄光標識選定の目安
※改正消防法(小規模店舗・個室型店舗)対象の方はこちら

Q
どのように施工したらいいですか?
A

<施工方法について>
当社の高輝度蓄光式誘導標識SNシリーズ(C200級)、ASNシリーズ(A50・200級)、 SSNシリーズ(S50・200級)は、ステッカータイプの壁用認定品です。
被着体の表面が平滑な素材の場合、汚れ等を取り除いて剥離紙をはがして貼り付けて頂ければ完了です。表面に凹凸がある素材の場合、専用の金属プレートをご用意しております。専用プレートに標識を貼りつけて(貼付用のゆがみ防止のラインがプレートに印刷されています)頂き、天井用は2箇所、壁面用は4箇所をビス止めして頂ければ設置完了です。
ケースによっては、床面でご使用されることもあるようですが、その際には専用の保護フィルムをご使用ください。

>> 標識用プレート
>> 標識用保護フィルム

Q
誘導灯のC級と高輝度蓄光式誘導標識のC級は同じですか?
A

等級の名称が同じですが、関連性はございません。
誘導灯のC級・B級はサイズを指し、蓄光式誘導標識のC級・S級などは標識の発光グレードを指します。誘導灯のB級→200mm角、誘導灯C級→120mm角・150mm角を目安にご選定ください。

Q
高輝度蓄光誘導標識のA50級・A200級などの違いは?
A

試験環境照度の違いです。50級→50ルクス、200級→200ルクスになります。
弊社の製品 S級認定品「SSNシリーズ」とA級認定品「ASNシリーズ」は50ルクスと200ルクスの試験環境下をどちらもクリアしています。

Q
高輝度蓄光式誘導標識と中輝度蓄光式誘導標識の違いはなんですか?
A

発光能力や残光輝度が異なります。
具体的には蛍光灯(D65)で、200ルクスの光を20分間照射し、照射後20分経過後の輝度が24〜100mcd/㎡未満のものが中輝度蓄光式誘導標識、100mcd/㎡以上のものは高輝度蓄光式誘導標識とされています。

現在、消防法施行規則等で使用が定められている蓄光式誘導標識は高輝度であり、中輝度蓄光式誘導標識は主に任意設置時の使用となっています。

Q
LED照明で蓄光式誘導標識を使用できますか?
A

当社のすべての蓄光商品はLED照明でも使用できます。
参考資料はこちら 試験データはこちら

蛍光灯や太陽光、白色系のLEDは比較的光を蓄えやすい光源です。ハロゲンや白熱灯などはどちらかといえば、蓄光しにくい光源です。
蓄光製品は主に、200nm〜480nmの光の波長領域を吸収します。蛍光灯や白色系LEDの発する光や太陽光はこの波長領域に入っているため、蓄光しやすいといえます。

Q
等級ごとの発光力はどの程度違うのでしょうか?
A

設置環境により、発光力は異なるので目安としてご使用ください。

Q
床に設置できますか?
A

当社の標識は壁面用の認定品です。基本的には、壁面で設置をお願いしておりますが、床用製品の施工が困難な箇所などにおいて、床用保護フィルム「オーバーコートフィルム」を標識と併用頂くことで、設置許可を頂いている箇所もございます。所轄の消防署様にご確認ください。

Q
屋外で使用できますか?
A

屋外に設置いただくことも多くありますが、設置環境によって紫外線や雨などの影響で劣化が早まることがございます。
屋外でご使用される場合は、滑り止めガラスビーズ付き 床面保護フィルム「SOCシリーズ」を併用することをお奨めします。

Q
維持・管理について教えてください
A

表面に汚れなどがついた場合、拭き取ってください。破損した場合は、機能が保持できないケースもございます。

Q
照度不足の場合はどうしたらいいですか?
A

照度が不足している場合、高輝度蓄光式誘導標識の等級を上げて頂くのが望ましいといえます。
高い等級の製品は、より低い照度環境でも発光力が持続します。
また、LEDライトやスポットライト等の場合、製品が照射されるよう光源の角度を変えて頂くだけで、照度が確保できるケースもございます。

蓄光テープについて

Q
どれくらいの時間光っていますか?
A

ご家庭や事務所内の白色蛍光灯やLEDライトが20~30分、また日光だと約10秒間光が当たっていれば、暗くなってから「α-FLASH(ある・ふら)」で約6~8時間、「Super α-FLASH」だと10~12時間光り続けます。
※発光に対しての感じ方は、個人差やご使用環境により異なります。また、時間と共に輝度は衰えていきますので、最後の方は真っ暗な状態でもぼんやりとした光が確認できる程度になります。

Q
どこにでも貼れますか?
A

シールタイプですので、セロテープやガムテープ等の粘着材が貼れる材質であれば基本的に問題なくお使いいただけます。

例えばプラスティックや樹脂、ガラスなど表面が平らでつるつるした材質です。ザラついた表面やデコボコした表面、また油分や汚れが付着した表面にはうまく貼りつけることができません。また、コンクリートやモルタル等の下地においては、プライマー等の下地処理をしていただく必要がございます。
※ご使用前には、油分や汚れをよくふき取り、表面を乾燥させてから貼り付けてください。

Q
どんな場所に貼ったらいいですか?
A

シールタイプですので、セロテープやガムテープ等の粘着材が貼れる材質であれば基本的に問題なくお使いいただけます。

床面や障害物、階段・段差へ貼るのがお奨めです。ご検討されている現場の照明を消して、どこか光っていれば迅速に避難ができるかを想像しながら施工してください。効果的な貼り方はについてはこちらをご覧ください。 >>高輝度蓄光テープのご提案

Q
床面に貼ったあと清掃してもいいですか?
A

例えばビルの廊下や工場内のエポキシ樹脂の床、地下街の大理石通路の床面に蓄光テープを施工した場合、その後の日々の清掃は通常通りに行っても問題ございません。表面のPETは、耐溶剤性に優れており、また摩擦に対しても非常に耐久性がございます。
ブラシ等で擦ったり、歩行頻度が多い場所につきましては、保護フィルムを併せてご使用ください。

Q
寿命はどれぐらいですか?
A

テープ表面のPETフィルムは、外的要因(変色・擦過・研磨等)が無ければ、約6〜8年はご使用いただけます。粘着剤に関しては、下地の状態にもよりますが、約5〜7年程度の期間接着が可能です。

Q
低温・高温環境でも使用できますか?
A

-30℃〜80℃の環境にて、設置実績がございます。

その他

Q
オリジナルデザインの蓄光標識・シールの作成は可能ですか?
A

可能です。デザインデータをご支給頂ければ、蓄光シートの表面に印刷を施すことができます。