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ABOUT PLC

蓄光のメカニズム

白色蛍光灯・白色系LEDライト・太陽など光のエネルギーを吸収し、暗所で光を放出します。
実際には、明るい所でも発光しているのですが、周りの環境が明るいと光を視認することができません。

蓄光は光エネルギーを一旦蓄えると自ら発光するため、電源は不要です。蓄えた光は徐々に放出されますが、また光が当たれば蓄光を繰り返します。
古くは、時計の文字盤や計器盤等、夜間の視認を可能にするものとしてと夜光と呼ばれた経緯があります。レアメタルを主体としているので高価ですが、電源や配線が不要で、ランニングコストやメンテナンス費用がかからないことから、暗所における目印として有効です。

エルティーアイ株式会社では「光を蓄え発光する」という蓄光の特性を活かし、避難誘導を主な目的 とした高輝度蓄光製品の開発を続けています。 

蓄光・反射・蛍光の違い

  • 蓄光

    蓄えた光のエネルギーを放出し自発光するため、暗闇で光って見えます。視認性は時間の経過とともに低下していくが、一定時間の視認が可能なため、暗所の目印として有効です。

  • 反射

    受けた光を反射するため、暗闇でも光源側から明るく輝いて見えます。暗闇での視認には光源が必要ですが、光を受けることで遠方からでも目立つため、ライトを使用する環境での視認性が良好です。

  • 蛍光

    光に反応し、明かりのある場所で鮮やかに見えます。 暗闇での視認性はありませんが、鮮やかな色彩で良く目立つため、日中や照明のある環境で有効です。

蓄光のメリット

  • 電源不要

    太陽光などの光を蓄え発光するので電源等は不要です。

  • CO2排出量「ゼロ」

    電気を使わないため、環境に優しい商品です。

  • 付加価値を高める

    蓄光機能をプラスすることで商品の付加価値を高めます。

LTIPLC

PhotoLuminesCence(フォトルミネッセンス=蓄光)
LTIでは蓄光製品を”PLC”をとしてPRしています。

当社は2001年の創業以来、高性能な蓄光テープ、および蓄光標識の開発に取り組み、現在では日本国内での高輝度蓄光標識分野において、トップシェア(※)を有するに至りました。

さらに近年、次世代に向けたPLC(蓄光)顔料分野において、超高輝度レベルの耐水性顔料『α-Vega』シリーズの開発に成功し、この度、日本国特許を取得致しました。これを機に、これまで『蓄光業界』と表現されてきたこの業界を新たに『PLC業界』と表現することで、従来のイメージを一新すべく、皆様にご提案するとともに、今後もPLC業界をリードして参ります。

※一般財団法人 日本消防設備安全センターが発刊する月刊「フェスク」の消防認定証票発行数量より算出

LTIの蓄光素材の強み

  • 水に強い 特許取得の蓄光顔料

    従来の蓄光顔料は水に弱く、わずかな時間の浸水でも化学変化し、発光しなくなるという弱点がありました。
    『α-Vega』は、長期間の浸水でも化学変化を起こしません。(特許第5967787号)

  • 業界トップクラスの発光力

    国内規格JIS Z 9107 JD級、ドイツ規格DIN 67510 ClassEをはるかに上回る発光力です。
    LED光源でも蓄光できます。

  • 人と地球にやさしい

    放射性物質などの有害物質を含まない「アルミン酸ストロンチウム(SrAl2O)」を使用しているので、人体や環境に悪影響はありません。
    欧州RoHs、REACH規制にも対応しています。

製品のご案内

蓄光製品(PLC製品) α-FLASH®

α-FLASH®(アルファ・フラッシュ)シリーズは、エルティーアイ社のコーティング技術を活かし、開発した高輝度蓄光シート(PLCシート)をベースにした製品群です。

避難誘導を目的として開発されており、官公庁、消防署、工場やオフィス、また海外でも採用されています。

避難タイム比較実験

  • 火災時の煙で視界が悪い
  • 停電で電源が確保できない時 など

突然の災害時、真っ暗闇の中は高層ビルでなくても安全かつ迅速に避難することは大変困難です。誘導灯や非常灯は高い位置にあり、火災時は煙で見えない場合があります。 またバッテリー切れや衝撃による断線で、誘導灯が点灯しない事例も多く報告されています。
そんなパニック状態に陥る時、電気を使わず光を放つ高輝度蓄光製品“α-FLASH シリーズ (アルファ・フラッシュ)”が暗闇で明るく光り、足元や避難経路を明示してくれ避難時間を1/3に短縮します。

a-FLASHがないとき

避難にかかる時間…

a-FLASHがあるとき

避難にかかる時間…

場所:太陽工業株式会社様・大阪本社ビル / 参加人数:7名
実験内容:2階から1階へ降りるのに要した平均タイムを「α-FLASH」の施工前と施工後に計測